ブラック・クランズマン…アメリカの闇を軽いタッチで深くえぐる!
アメリカの闇といえる人種差別を題材にした映画。
KKKという白人至上主義の秘密結社に
新人の黒人警官が電話で白人になりすまし
潜入捜査をするという話。
監督のスパイク・リーって
深いところに突っ込んだ題材を映画にしているよね。
おそらく見る前にちゃんと
“KKK”ってのが何なのか少し予習しておいた方がいいかも。
主人公は警察に就職した若い黒人。
KKKに電話して
「黒人が嫌い」
だと、KKKへの入会を申し出る。
周りは初め、「こいつ何やってんだ?」
みたいな感じだけど
その黒人警官のしゃべり方とかは黒人っぽくなくて
育ちがいい感じで
上手く相手を信じ込ませる。
この作品は作り方によっては
もっとシリアスにもなりそうな気がするけど
雰囲気的には軽いタッチで描いている。
ただ、その雰囲気に任せて
のほほんと観ていると迷子になりそう。
まぁ、面白かったといえば面白かったけど
スゴイ勧められるのか?
っていうと、それほどでもないかな。。。
でも、やっぱ改めて
アメリカにおける人種差別ってのは
日本人が感じている以上の闇の深さがあるみたいって感じた。
映画の中のセリフで「ニガー」ってのが連発してたけど
そのあたりもどうどうとやってしまうのが
スパイク・リー監督って感じもする。